2025
Chamber Concert II featuring Daishin Kashimoto
ふれあいコンサート II ~樫本大進を迎えて~

ふれあいコンサート II ~樫本大進を迎えて~

日程 2025年8月25日(月)開演 18:00
会場 松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)
車椅子席のご利用ができます。
料金 一般:¥6,000 U-25:¥3,000(全席指定)
※U-25チケットは限定100席で「OMFウェブチケット」にて電子チケット(れすQ)よりお買い求めください。
公演時間 約2時間(休憩あり)
曲目・
出演者
ヴォーン・ウィリアムズ:幻想的五重奏曲
ヴァイオリン:樫本大進双紙正哉
ヴィオラ:川本嘉子村松 龍
チェロ:趙 靜
ブルッフ:弦楽八重奏曲 変ロ長調(遺作)
ヴァイオリン:矢部達哉田島高宏大宮臨太郎樫本大進
ヴィオラ:篠﨑友美村松 龍
チェロ:趙 靜
コントラバス:池松 宏
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ヴァイオリン:豊嶋泰嗣樫本大進
ヴィオラ:篠﨑友美
チェロ:趙 靜
シェーンベルク:浄められた夜 作品4
ヴァイオリン:樫本大進豊嶋泰嗣
ヴィオラ:川本嘉子横溝耕一
チェロ:趙 靜佐藤晴真

出演

樫本大進
樫本大進
© Keita Osada (Ossa Mondo A&D)
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樫本大進

樫本大進

ヴァイオリン
ロンドン生まれ。1990年、第4回バッハ・ジュニア音楽コンクールでの第1位を皮切りに、1996年のフリッツ・クライスラー、ロン=ティボーの両国際音楽コンクールでの第1位など、5つの権威ある国際コンクールにて優勝。ドイツを拠点にソリストとして世界の舞台で演奏する傍ら、2010年に正式就任したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第1コンサートマスターを務める。
3歳よりヴァイオリンを恵藤久美子に学ぶ。5歳でNYに転居し、7歳でジュリアード音楽院プレカレッジに入学、田中直子に師事。11歳の時、名教授ザハール・ブロンに招かれリューベックに留学。20歳よりフライブルク音楽院でライナー・クスマウルに師事、グスタフ・シェック賞を受賞し修士課程を修了した。
これまで、ロリン・マゼール、小澤征爾、マリス・ヤンソンス、チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィなどの著名指揮者のもと、国内外のオーケストラと共演を重ねるほか、室内楽にも意欲的に取り組み、マルタ・アルゲリッチ、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメット、ミッシャ・マイスキー、エマニュエル・パユ、ポール・メイエなどの著名ソリストと共演。 使用楽器は、株式会社クリスコ(志村晶代表取締役)から貸与された1744年製デル・ジェス「ド・ベリオ」。
2007年からは、自身が音楽監督となり兵庫県赤穂市・姫路市を舞台に室内楽の国際音楽祭「ル・ポン(Le Pont)」を開始。フランス語で「架け橋」の意を持つ名前を冠する本音楽祭は、「音楽を架け橋に、人と人のきずなを大切にし、平和で幸せな世界を創りたい」という樫本の願いを受けて開催され、彼の声がけで世界一流の音楽家が毎秋参加し話題を呼んでいる。
2010年、日本人として史上2人目のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第1コンサートマスターに正式就任。オーケストラの顔として活動しているほか、本拠地ベルリンでの定期演奏会やヨーロッパ、アジア・ツアーでの演奏会などでソリストとしても共演している。2023年、細川俊夫より捧げられた委嘱新作:ヴァイオリン協奏曲《祈る人》を、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と世界初演し、同年夏にセバスティアン・ヴァイグレ指揮読売日本交響楽団と日本初演を行った。
主なCDに、2014年にワーナー・クラシックスから世界リリースもされた、コンスタンチン・リフシッツとの「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」など。
1995年アリオン音楽賞、1997年出光音楽賞、モービル音楽賞、1998年新日鉄音楽賞フレッシュアーチスト賞、平成9年度芸術選奨文部大臣新人賞、2011年兵庫県文化賞、チェンジメーカー2011クリエーター部門、2017年姫路市芸術文化大賞、ドイツに於いてはシュタインゲンベルガー賞、ダヴィドフ賞を受賞。2019年12月より、HiFiオーディオ製品ブランド「VELVET SOUND」(旭化成エレクトロニクス)公式アンバサダー、2021年赤穂市政特別功労者顕彰受賞。
TBS「情熱大陸」、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」など、多くのメディアに取り上げられ、クラシック音楽の最高峰で活躍するヴァイオリニストとして常に注目を浴びている。

大宮臨太郎
大宮臨太郎
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大宮臨太郎

大宮臨太郎

ヴァイオリン
横浜市出身。桐朋学園大学4年在学中の2005年にN響オーディションに合格。日本音楽コンクール第3位。ミレニアム・ニュークラシックオーディション第1位、併せて審査員特別賞を受賞。2001年仙台国際コンクール聴衆者賞受賞。メニューイン国際ヴァイオリンコンクール第2位、プラハの春国際コンクールファイナリストほか国内外のコンクールにて受賞多数。辰巳明子、堀正文に師事。2008年アフィニス文化財団の奨学金を得てドイツ・フライブルグに留学。現在、NHK交響楽団の第2ヴァイオリン首席奏者を務める。

双紙正哉
双紙正哉
©Shigeto Imura
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双紙正哉

双紙正哉

ヴァイオリン
北九州市出身。桐朋学園大学卒業。篠崎永育、徳永二男、A. アレンコフの各氏に師事。95年東京交響楽団アシスタント・コンサートマスター、04年東京都交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者。ストリング・クワルテットARCOメンバー。04年北九州市民文化奨励賞。

田島高宏
田島高宏
© K.Seki
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田島高宏

田島高宏

ヴァイオリン
長野市でヴァイオリンを始める。桐朋学園大学にて和波孝禧に師事。2001年より3年間札幌交響楽団コンサートマスターを務め、退団後渡独。フライブルク音楽大学にてR. クスマウル氏の薫陶を受ける。2008年より北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターを務め、ドイツを中心にヨーロッパ各地で演奏。2014年9月より札響コンサートマスターに再就任。これまで札響、北西ドイツ・フィル、ハンガリー放送交響楽団などと協奏曲を共演。皇居・桃華楽堂にて御前演奏。和波たかよし八ヶ岳サマーコース講師。

豊嶋泰嗣
豊嶋泰嗣
© 中倉壮志朗
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豊嶋泰嗣

ヴァイオリン
桐朋学園で江藤俊哉、アンジェラの両氏に師事。大学卒業と同時に新日本フィルのコンサートマスターに就任。ソリストとしてベルリン放送響、モスクワ・ソロイスツ、ロンドン・モーツァルト管など、国内外のオーケストラと共演。新日本フィル桂冠名誉コンサートマスター、京都市交響楽団特別名誉友情コンサートマスター、九州交響楽団桂冠コンサートマスター、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団コンサートマスターを務めている。アルティ弦楽四重奏団メンバー。京都市立芸術大学教授、桐朋学園大学および大学院講師。

矢部達哉
矢部達哉
© Michiharu Okubo
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矢部達哉

矢部達哉

ヴァイオリン
1990年22歳の若さで東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターに抜擢され現在に至る。室内楽、ソロでも活躍し、朝比奈隆、小澤征爾、若杉弘、フルネ、デプリースト、インバル、ベルティーニ、A. ギルバート等の著名指揮者と共演。94年度第5回出光音楽賞、平成8年度村松賞、96年第1回ホテルオークラ音楽賞受賞。ソニークラシカル、オクタヴィア・レコード、キングレコードよりCDを発売。トリトン晴れた海のオーケストラ・コンサートマスター、三島せせらぎ音楽祭アンサンブルメンバー代表。

川本嘉子
川本 嘉子
© yoko shimazaki
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川本嘉子

川本 嘉子

ヴィオラ
1992年ジュネーヴ国際コンクール最高位(1位なしの2位)。1996年村松賞、1997年新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、2015年東燃ゼネラル音楽賞・奨励賞受賞。アルティ弦楽四重奏団、AOI レジデンス・クヮルテットのメンバー、愛知室内オーケストラ客演首席。タングルウッド、マールボロ、ダボス、アルゲリッチ音楽祭などのフェスティバル、小澤征爾音楽塾、水戸室内管などに参加。ソリストとして国内外の著名な指揮者と共演。1999年~2002年都響首席、2017年~21年N響首席客演ヴィオラを務める。

村松 龍
村松 龍
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村松 龍

村松 龍

ヴィオラ
6歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学付属高等学校を経て同大学卒業。2007年東京音楽大学コンクール第1位。沖縄国際音楽祭、東京・春・音楽祭、セイジ・オザワ 松本フェスティバルなど参加。NHK交響楽団アカデミーを経て、現在NHK交響楽団次席ヴィオラ奏者。NPO法人ハマのJACKメンバー。各オーケストラでゲスト首席、室内楽、ソロなどでも活躍している。Virtus Classicsより『ゴルトベルク変奏曲 弦楽三重奏版』発売。

篠﨑友美
篠﨑友美
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篠﨑友美

篠﨑友美

ヴィオラ
1995年桐朋学園大学を首席で卒業。1992年東京国際音楽コンクール室内楽部門において「齋藤秀雄賞」受賞。1994年ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクール特別賞受賞。1997年ミュンヘン国際音楽コンクール第3位入賞。2002年~2021年3月まで、新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者を務め、現在、東京都交響楽団首席奏者。紀尾井ホール室内管弦楽団、トリトン晴れた海のオーケストラ等のメンバー。桐朋学園大学非常勤講師。

横溝耕一
横溝耕一
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横溝耕一

横溝耕一

ヴィオラ
桐朋学園大学卒業。2006年にウェールズ弦楽四重奏団を結成し、第57回ARDミュンヘン国際音楽コンクールで日本人のみで構成されるグループとしては東京クヮルテット以来38年ぶりとなる第3位入賞。09年に脱退し、13年より復帰。小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトでコンサートマスターを、別府アルゲリッチ音楽祭ではソリストを務めた。ヴィオリストとしてNHK-FM「リサイタル・パッシオ」に出演。現在、NHK交響楽団ヴァイオリン次席奏者としての活動の他、ヴィオラ奏者としても各地のオーケストラに客演を重ねている。

佐藤晴真
佐藤晴真
© Seiichi Saito
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佐藤晴真

佐藤晴真

チェロ
2019年ミュンヘン国際音楽コンクールで日本人として初めて優勝し、一躍国際的に注目を集めた。18年ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール1位・特別賞など、受賞多数。バイエルン放送響はじめ国内外のオーケストラと共演。名門ドイツ・グラモフォンより3枚のCDをリリース。第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第30回出光音楽賞受賞。令和3年度文化庁長官表彰。第32回日本製鉄音楽賞受賞。ベルリン芸術大学在学中。江副記念リクルート財団第52回奨学生。使用楽器は宗次コレクション貸与のE. ロッカ1903年。

趙 靜
趙 靜
© Camilla Maria Santini
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趙 靜

趙 靜

チェロ
2005年ミュンヘン国際音楽コンクール第1位。キャリアを通して小澤征爾より惜しみない支援を受けてきた。チョン・ミョンフン、ロリン・マゼール、リッカルド・ムーティ、小澤征爾などの著名な指揮者や、バイエルン放送響、NDRエルプフィル、スカラ座フィル、N響、チャイナ・フィルなどのオーケストラと共演。イタリアのピエトラサンタ・イン・コンチェルト音楽祭の共同芸術監督を務めているほか、アルゲリッチの音楽祭にも毎年出演し、その世界ツアーにも参加している。

池松 宏
池松 宏
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池松 宏

池松 宏

コントラバス
1964年ブラジル生まれ。19歳よりコントラバスを始める。桐朋学園大学卒業。NHK交響楽団首席を経て、2006年家族と共にニュージーランドへ移住しニュージーランド交響楽団首席。2014年帰国し現在東京都交響楽団首席奏者。これまでに8枚のソロ・アルバムをリリース。東京藝術大学教授、国立音楽大学客員教授。渓流釣りが趣味で2013年ニュージーランド・ナショナル・フライフィッシング・ペア大会優勝。