2025
Orchestra Concert Program A
オーケストラ コンサート Aプログラム

オーケストラ コンサート Aプログラム

日程 2025年8月23日(土) 開演 15:00
会場 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
車椅子席のご利用ができます。
託児サービスがご利用できます。
料金 S ¥22,000   A ¥18,000   B ¥14,000   C ¥10,000
公演時間 約2時間(休憩あり)
曲目
シチェドリン:管弦楽のための協奏曲 第1番 「お茶目なチャストゥーシュカ」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77*
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 作品47
演奏 サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮 アレクサンダー・ソディ
ヴァイオリン独奏 樫本大進*

指揮

アレクサンダー・ソディ
アレクサンダー・ソディ
©Miina Jung
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アレクサンダー・ソディ

アレクサンダー・ソディ

指揮
イギリスの指揮者アレクサンダー・ソディは、同世代で最も注目される指揮者の一人であり、世界中の一流オーケストラやオペラハウスで活躍している。
2024/25シーズンでは、フィレンツェ五月音楽祭劇場で《サロメ》を指揮してデビューを果たすほか、これまでにたびたび指揮を執ってきた劇場にも再び登場する予定。英国ロイヤル・オペラ・ハウス コヴェント・ガーデンでは《フィデリオ》を指揮し、ベルリン国立歌劇場では《ニュルンベルクのマイスタージンガー》《イル・トロヴァトーレ》、クルターク作曲《Fin de Partie》を指揮するほか、メトロポリタン歌劇場では《アイーダ》と《ラ・ボエーム》を、ハンブルク州立歌劇場では数年ぶりに《サロメ》を指揮。さらに、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団と初共演を果たすほか、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団とボーンマス交響楽団への再登場も予定されている。
ソディの近年の活動における主なハイライトとしては、パリ・オペラ座でキリル・セレブレンニコフ演出の新制作《ローエングリン》を初演したこと、ロンドンのフィルハーモニア管弦楽団とともにエディンバラ国際フェスティバルでR.シュトラウスの《カプリッチョ》の演奏会形式公演を指揮したこと、そしてコンセルトヘボウにおいてネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団とマーラー交響曲第5番を演奏し、同ホールでデビューを果たしたことが挙げられる。
ソディはドイツ語圏の主要なオペラハウスで定期的に客演しており、ウィーン国立歌劇場ではアレクサンドル・ラスカトフ作曲の《動物農場》ウィーン初演を含む幅広いレパートリーを指揮している。また、《オテロ》、《エレクトラ》、《ヘンゼルとグレーテル》、《カルメン》、《魔笛》、《ムツェンスク郡のマクベス夫人》、《サロメ》、《セビリアの理髪師》、《パルジファル》など、多彩な作品も手掛けている。ベルリン国立歌劇場では、《ローエングリン》、《ばらの騎士》、《フィデリオ》、《魔弾の射手》、《ラ・ボエーム》、《魔笛》などを指揮している。
英語圏では、英国ロイヤル・オペラ・ハウス コヴェント・ガーデンで《コジ・ファン・トゥッテ》、《タンホイザー》、《サロメ》を、メトロポリタン歌劇場では《ラ・ボエーム》と《蝶々夫人》を指揮している。
さらに、ベルリン・ドイツ・オペラでの《エレクトラ》、バイエルン国立歌劇場での《魔笛》と《ラ・ボエーム》、東京二期会オペラ劇場での《椿姫》、ドレスデン・ゼンパー・オーパーでの《魔弾の射手》、スウェーデン王立歌劇場での《ラ・ボエーム》と《蝶々夫人》、フランクフルト歌劇場でのシェーンベルクとマルタンの作品よるプログラムなどの数々の公演で、高い評価を得ている。
シンフォニーの指揮者としても高く評価されており、これまでにローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ウィーン交響楽団、ロンドンのフィルハーモニア管弦楽団、ベルン交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、コペンハーゲン・フィル、ミュンヘン放送管弦楽団、王立スウェーデン管弦楽団、ノルウェー国立オペラ管弦楽団、バレンシア管弦楽団、オレゴン交響楽団、アトランタ交響楽団、ボーンマス交響楽団などに客演している。
2016年から2022年まで、ソディはマンハイム国立劇場の音楽総監督を務め、ドイツおよびイタリア・オペラの主要なレパートリーに主眼を置いて活動した。同時に、マンハイム国立劇場管弦楽団の「アカデミーコンサート」の芸術監督も務め、ブルックナーをはじめとするロマン派の作曲家たちの作品を中心にプログラムを構成した。2013年から2016年にはクラーゲンフルト市立劇場の首席指揮者を務め、2010年から2012年までは、ハンブルク州立歌劇場のカペルマイスターを務めた。
オックスフォード生まれのソディは、ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック、ケンブリッジ大学、ロンドンにある国立オペラ・スタジオで学んだ。

出演

樫本大進
樫本大進
©Keita Osada (Ossa Mondo A&D)
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樫本大進

樫本大進

ヴァイオリン
ロンドン生まれ。1990年、第4回バッハ・ジュニア音楽コンクールでの第1位を皮切りに、1996年のフリッツ・クライスラー、ロン=ティボーの両国際音楽コンクールでの第1位など、5つの権威ある国際コンクールにて優勝。ドイツを拠点にソリストとして世界の舞台で演奏する傍ら、2010年に正式就任したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第1コンサートマスターを務める。
3歳よりヴァイオリンを恵藤久美子に学ぶ。5歳でNYに転居し、7歳でジュリアード音楽院プレカレッジに入学、田中直子に師事。11歳の時、名教授ザハール・ブロンに招かれリューベックに留学。20歳よりフライブルク音楽院でライナー・クスマウルに師事、グスタフ・シェック賞を受賞し修士課程を修了した。
これまで、ロリン・マゼール、小澤征爾、マリス・ヤンソンス、チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィなどの著名指揮者のもと、国内外のオーケストラと共演を重ねるほか、室内楽にも意欲的に取り組み、マルタ・アルゲリッチ、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメット、ミッシャ・マイスキー、エマニュエル・パユ、ポール・メイエなどの著名ソリストと共演。 使用楽器は、株式会社クリスコ(志村晶代表取締役)から貸与された1744年製デル・ジェス「ド・ベリオ」。
2007年からは、自身が音楽監督となり兵庫県赤穂市・姫路市を舞台に室内楽の国際音楽祭「ル・ポン(Le Pont)」を開始。フランス語で「架け橋」の意を持つ名前を冠する本音楽祭は、「音楽を架け橋に、人と人のきずなを大切にし、平和で幸せな世界を創りたい」という樫本の願いを受けて開催され、彼の声がけで世界一流の音楽家が毎秋参加し話題を呼んでいる。
2010年、日本人として史上2人目のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第1コンサートマスターに正式就任。オーケストラの顔として活動しているほか、本拠地ベルリンでの定期演奏会やヨーロッパ、アジア・ツアーでの演奏会などでソリストとしても共演している。2023年、細川俊夫より捧げられた委嘱新作:ヴァイオリン協奏曲《祈る人》を、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と世界初演し、同年夏にセバスティアン・ヴァイグレ指揮読売日本交響楽団と日本初演を行った。
主なCDに、2014年にワーナー・クラシックスから世界リリースもされた、コンスタンチン・リフシッツとの「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」など。
1995年アリオン音楽賞、1997年出光音楽賞、モービル音楽賞、1998年新日鉄音楽賞フレッシュアーチスト賞、平成9年度芸術選奨文部大臣新人賞、2011年兵庫県文化賞、チェンジメーカー2011クリエーター部門、2017年姫路市芸術文化大賞、ドイツに於いてはシュタインゲンベルガー賞、ダヴィドフ賞を受賞。2019年12月より、HiFiオーディオ製品ブランド「VELVET SOUND」(旭化成エレクトロニクス)公式アンバサダー、2021年赤穂市政特別功労者顕彰受賞。
TBS「情熱大陸」、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」など、多くのメディアに取り上げられ、クラシック音楽の最高峰で活躍するヴァイオリニストとして常に注目を浴びている。