オーケストラ コンサート Bプログラム─小澤征爾生誕90年を祝う─
日程 | 2025年8月30日(土) 開演15:00 2025年8月31日(日) 開演15:00* *当初発表の開催日時より変更になりました。 |
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会場 | キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館) 車椅子席のご利用ができます。 託児サービスがご利用できます。 |
料金 |
S ¥25,000
A ¥21,000
B ¥17,000
C ¥13,000
長野県民/U-25 ¥10,000 ※長野県民チケット及びU-25チケットは 「OMFウェブチケット」にて電子チケット(れすQ)よりお買い求めください。 |
公演時間 | 約1時間30分(休憩なし) |
曲名 | マーラー:交響曲 第2番 ハ短調「復活」 |
演奏 | サイトウ・キネン・オーケストラ |
指揮 | クリストフ・エッシェンバッハ |
ソプラノ | アレクサンドラ・ザモイスカ |
メゾ・ ソプラノ |
藤村実穂子 |
合唱 | OMF合唱団、東京オペラシンガーズ |
合唱指揮 | 西口彰浩 |
指揮

クリストフ・エッシェンバッハ
指揮
ドイツ・シレジア地方の都市ブレスラウ(現ポーランド・ヴロツワフ)に生まれ、ピアノをエリーザ・ハンセン教授に師事、青年時代数々のコンクールに入賞。1965年クララ・ハスキル国際コンクールで優勝、ソリストとしてのキャリアの原点となった。以来、世界各地のコンサートホール、オーケストラから招かれる中でジョージ・セルと出会いクリーヴランド管弦楽団の演奏旅行のソリストに任命される。さらにヘルベルト・フォン・カラヤンとも数々の共演を重ねた。ハンブルクで指揮の勉強を修了、そして二人のマエストロとの出会いの影響は彼を自然に指揮者への道へと導いた。1972年に指揮活動を開始、1975年にサンフランシスコ交響楽団でデビューを飾った。
エッシェンバッハは今や、ヨーロッパおよびアメリカの全ての一流オーケストラを指揮している。これまでチューリヒ・トーンハレ管弦楽団音楽監督、ヒューストン交響楽団首席指揮者、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団首席指揮者、パリ管弦楽団首席指揮者、フィラデルフィア管弦楽団音楽監督、ワシントン・ナショナル交響楽団音楽監督、ベルリン・コンツェルトハウス管首席指揮者を歴任。現在はNFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督、バンベルク交響楽団の名誉指揮者を務めている。
1978年に初めてオペラを指揮して以来、エッシェンバッハは世界の主要歌劇場に定期的に招かれている。ヒューストン・グランド・オペラでの数々のプロダクションをはじめコヴェントガーデン、バスティーユ、シャトレ座、メトロポリタン、シカゴ・リリック、バイロイト、ザルツブルク、そしてウィーン国立歌劇場でモーツァルトからワーグナー、R. シュトラウス、そしてヒンデミットまで幅広いレパートリーを指揮している。
ザルツブルク、バイロイト、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、タングルウッド、ハリウッド・ボウルなど欧米の著名音楽祭にも頻繁に招かれている。ラヴィニア音楽祭音楽監督、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭芸術監督も務めた。
エッシェンバッハは指揮者として、またピアニストとして多数のレコーディングを行っている。収録された作品には、バッハ、ブラームス、ベルリオーズ、グリーグ、マーラー、メンデルスゾーン、メシアン、サン=サーンス、シュトラウス、チャイコフスキーなどのものが含まれているほか、ベルク、シェーンベルク、ヒンデミット、シュニトケ、ルーリー、ピッカー、ロウズ、グラス、アダムズ、ピンチャーなどの近現代作曲家の作品にも優れた録音がある。
これまでフランスのレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ、芸術文化勲章コマンドゥール、ドイツの国家功労勲章、エルンスト・フォン・ジーメンス賞等を受賞している。
ソプラノ

©Karpati & Zarewicz
アレクサンドラ・ザモイスカ
ソプラノ
ポーランドのキェルツェ生まれ。クラクフ音楽アカデミーでクリスティアン・エルスナーとズジスラワ・ドナトに師事。その後、ザルツブルクのモーツァルテウムでリリアン・スキスとブレダ・ザコトニクに師事。2001年、『魔笛』夜の女王役でシャンゼリゼ劇場にデビュー。その後、モンペリエ歌劇場、ルール・トリエンナーレ、フライブルク歌劇場、ザルツブルク音楽祭等に出演を重ねる。ケント・ナガノ、マルク・ミンコフスキ、マーティン・ハーゼルベック、クリストフ・エッシェンバッハ等の指揮でパリ管弦楽団、バンベルク交響楽団、ウィーン・アカデミー、香港フィル等とも共演。また、演奏活動と並行して、クラクフ音楽アカデミーで声楽教育学と音楽療法を学んだ。
メゾ・ソプラノ

©R&G Photography
藤村実穂子
メゾ・ソプラノ
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了後、ミュンヘン音楽大学大学院に留学。在院中にワーグナー・コンクール(バイロイト)で事実上の優勝、マリア・カナルス・コンクール優勝など数々の国際コンクールに入賞後、オーストリア第二のオペラハウス、グラーツ歌劇場の専属歌手として、幅広いメゾのレパートリーを歌う。
2002年バイロイト音楽祭に(主役級としては日本人初)デビュー直前、異例にもミュンヘン国立歌劇場のミュンヘンオペラフェスティバルのオープニングとなる新演出 「ワルキューレ」(CDFarao社)の初日にもフリッカ役で出演したことで国際的な注目を集め、以来ミラノ・スカラ座、バイロイト音楽祭、ウィーン国立歌劇場、ロイヤルオペラハウス・コヴェントガーデン・ロンドン、ミュンヘン国立歌劇場、ブエノスアイレス・コロン劇場、パリ・シャトレー劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン国立歌劇場、マドリッド・レアル歌劇場、ルツェルン音楽祭、フィレンツェ歌劇場、ジュネーブ大劇場、ヴェローナ歌劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場、エクサンプロヴァンス音楽祭などに出演。
またウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団、ロンドン交響楽団、パリ管弦楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団、モントリオール交響楽団、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、バンベルク交響楽団、マーラー室内管弦楽団等の世界的なオーケストラとも共演している。
よく共演する著名指揮者はクリスティアン・ティーレマン、クラウディオ・アバド、ズービン・メータ、クリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイー、サー・コリン・デイヴィス、クルト・マズア、マリス・ヤンソンス、ダニエル・ハーディング、ケント・ナガノ、チョン・ミョンフン、セミヨン・ビシュコフ、ロナルド・ラニクルズ、ファビオ・ルイージ、フランツ・ウェルザー=メスト等の各氏。またブランゲーネ役でプラシド・ドミンゴ、アントニオ・パッパーノとのCD録音「トリスタンとイゾルデ」(EMI社)でも各方面より注目を浴びた。
オペラ・レパートリーはクンドリ、ブランゲーネ、ヴェーヌス、フリッカ、カルメン、エボリ、アムネリス、アズチェーナ、イダマンテ、メリザンド、オクタヴィアンなどがある。
2002年出光音楽賞、2003年第54回芸術選奨文部科学大臣新人賞、2007年第37回エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞、2012年度サントリー音楽賞をそれぞれ受賞。2014年紫綬褒章を受章。令和6年度文化功労者に選出。