2025
Orchestra Concert Program B "Celebrating Seiji Ozawa at 90!"
オーケストラ コンサート Bプログラム─小澤征爾生誕90年を祝う─

オーケストラ コンサート Bプログラム─小澤征爾生誕90年を祝う─

日程 2025年8月30日(土) 開演15:00
2025年8月31日(日) 開演15:00*
*当初発表の開催日時より変更になりました。
会場 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
車椅子席のご利用ができます。
託児サービスがご利用できます。
料金 S ¥25,000   A ¥21,000   B ¥17,000   C ¥13,000   長野県民/U-25 ¥10,000
※長野県民チケット及びU-25チケットは 「OMFウェブチケット」にて電子チケット(れすQ)よりお買い求めください。
公演時間 約1時間30分(休憩なし)
曲名 マーラー:交響曲 第2番 ハ短調「復活」
演奏 サイトウ・キネン・オーケストラ
[オーケストラ出演者一覧]
指揮 クリストフ・エッシェンバッハ
ソプラノ アレクサンドラ・ザモイスカ
メゾ・
ソプラノ
藤村実穂子
合唱 OMF合唱団

OMF合唱団

OMFでの合唱付き公演のために、オーディションで選ばれた地元松本のメンバーを中心に結成される合唱団。これまでに2009年ブリテン「戦争レクイエム」、2011年バルトーク「中国の不思議な役人」、2012年オネゲル「火刑台上のジャンヌ・ダルク」、2013年ラヴェル「こどもと魔法」、2013~15年「ベートーヴェン:第9」、2016年マーラー「復活」、2023年「プーランク:スターバト・マーテル」他に出演している。

東京オペラシンガーズ

東京オペラシンガーズ

1992年「世界的水準のコーラスを」との小澤征爾の要請により、東京を中心に活躍する中堅、若手の声楽家によって組織された。同年第1回サイトウ・キネン・フェスティバル松本に出演、以降、音楽祭の多くのオペラ、コンサートに出演。バイエルン州立歌劇場(サヴァリッシュ指揮)、ウィーン・フィル(小澤、ラトル指揮)、シカゴ響(ムーティ指揮)などの来日公演に出演。エディンバラ音楽祭、上海国際芸術祭、上海交響楽団演奏会、北京国際芸術祭(相約北京芸術節)など海外でも活躍。本年は、創設以来21回連続出演の東京・春・音楽祭で4演目に出演。OMFの後は「ムーティ・イタリア・オペラ・アカデミー」、デュトワ指揮 N響定期メシアン作品など、注目のコンサートに出演が予定されている。

合唱指揮 西口彰浩

西口彰浩

合唱指揮
東京音楽大学指揮科卒業、同大学院卒業。
近年では2023セイジ・オザワ 松本フェスティバル、ステファン・ドゥネーヴ氏指揮プーランク《スターバト・マーテル》、ラヴェル《ダフニスとクロエ》、東京・春・音楽祭にて、NHK交響楽団、指揮マレク・ヤノフスキ氏によるワーグナー《ローエングリン》、《マイスタージンガー》、《トリスタンとイゾルデ》、《パルジファル》の合唱指揮者を務めたほか、東京都交響楽団や、広島交響楽団と共演、その他各地のオーケストラや吹奏楽においても指揮者を務めている。現在、東京音楽大学指揮科助手。

指揮

クリストフ・エッシェンバッハ
クリストフ・エッシェンバッハ
©Manu Theobald
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クリストフ・エッシェンバッハ

クリストフ・エッシェンバッハ

指揮
ドイツ・シレジア地方の都市ブレスラウ(現ポーランド・ヴロツワフ)に生まれ、ピアノをエリーザ・ハンセン教授に師事、青年時代数々のコンクールに入賞。1965年クララ・ハスキル国際コンクールで優勝、ソリストとしてのキャリアの原点となった。以来、世界各地のコンサートホール、オーケストラから招かれる中でジョージ・セルと出会いクリーヴランド管弦楽団の演奏旅行のソリストに任命される。さらにヘルベルト・フォン・カラヤンとも数々の共演を重ねた。ハンブルクで指揮の勉強を修了、そして二人のマエストロとの出会いの影響は彼を自然に指揮者への道へと導いた。1972年に指揮活動を開始、1975年にサンフランシスコ交響楽団でデビューを飾った。
エッシェンバッハは今や、ヨーロッパおよびアメリカの全ての一流オーケストラを指揮している。これまでチューリヒ・トーンハレ管弦楽団音楽監督、ヒューストン交響楽団首席指揮者、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団首席指揮者、パリ管弦楽団首席指揮者、フィラデルフィア管弦楽団音楽監督、ワシントン・ナショナル交響楽団音楽監督、ベルリン・コンツェルトハウス管首席指揮者を歴任。現在はNFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督、バンベルク交響楽団の名誉指揮者を務めている。
1978年に初めてオペラを指揮して以来、エッシェンバッハは世界の主要歌劇場に定期的に招かれている。ヒューストン・グランド・オペラでの数々のプロダクションをはじめコヴェントガーデン、バスティーユ、シャトレ座、メトロポリタン、シカゴ・リリック、バイロイト、ザルツブルク、そしてウィーン国立歌劇場でモーツァルトからワーグナー、R. シュトラウス、そしてヒンデミットまで幅広いレパートリーを指揮している。
ザルツブルク、バイロイト、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、タングルウッド、ハリウッド・ボウルなど欧米の著名音楽祭にも頻繁に招かれている。ラヴィニア音楽祭音楽監督、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭芸術監督も務めた。
エッシェンバッハは指揮者として、またピアニストとして多数のレコーディングを行っている。収録された作品には、バッハ、ブラームス、ベルリオーズ、グリーグ、マーラー、メンデルスゾーン、メシアン、サン=サーンス、シュトラウス、チャイコフスキーなどのものが含まれているほか、ベルク、シェーンベルク、ヒンデミット、シュニトケ、ルーリー、ピッカー、ロウズ、グラス、アダムズ、ピンチャーなどの近現代作曲家の作品にも優れた録音がある。
これまでフランスのレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ、芸術文化勲章コマンドゥール、ドイツの国家功労勲章、エルンスト・フォン・ジーメンス賞等を受賞している。

ソプラノ

アレクサンドラ・ザモイスカ
アレクサンドラ・ザモイスカ
©Karpati & Zarewicz
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アレクサンドラ・ザモイスカ

アレクサンドラ・ザモイスカ

ソプラノ
ポーランド、キエルツェに生まれる。クラクフ音楽アカデミーの声楽演劇学部でクラシック独唱を学び、クリスティアン・エルスナーとズジスワヴァ・ドナトに師事。在学中、ワルシャワ室内オペラでソリストを務める。その後、さらにザルツブルク・モーツァルテウムでリリアン・スキスとブレダ・ザコトニクに声楽を師事。2001/02年、《魔笛》夜の女王でシャンゼリゼ劇場にデビュー。
クンストカルティエ・ザルツブルク劇場でカールステン・ボーン演出によるプーランク《人間の声》の女を歌い、15年にワルシャワでナタリア・バビンスカ演出/リリアンナ・スタヴァシュ指揮によるヘンデル《オルランド》のアンジェリカを歌った。16年にニュルンベルクの国際グルック音楽祭とベルリンで数々のコンサートに出演し、ワルシャワ・バロック音楽祭にも出演。
ヴォルフガング・ブルンナーと長年にわたり共演を重ねており、M. ハイドン《エンディミオーネ》のディアナを歌い、録音もリリースされている。また、パンドルフィス・コンソートとも定期的に共演しており、A. ヴィヴァルディのモテットを収録したCD『Nulla pax in mundo』やバッハ《ヨハネ受難曲》を録音している。
アーティストとしてキャリアを積む傍ら、17年よりクラクフ音楽アカデミーで声楽教育法と音楽療法を学び、数年かけて修了。ヴォーカル・レッスンやヴラティスラヴィア・カンタンス音楽祭などで声楽のマスタークラスも行っている。

メゾ・ソプラノ

藤村実穂子
藤村実穂子
©R&G Photography
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藤村実穂子

藤村実穂子

メゾ・ソプラノ
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了後、ミュンヘン音楽大学大学院に留学。在学中にワーグナー・コンクール(バイロイト)で事実上の優勝、マリア・カナルス国際音楽コンクール優勝など、国際的なコンクールで多数の入賞を果たす。オーストリア・グラーツ歌劇場の専属歌手として本格的なキャリアを開始し、幅広いメゾ・ソプラノのレパートリーを演じた。
2002年には、ミュンヘン国立歌劇場オペラフェスティバル開幕公演となる《ワルキューレ》新演出でフリッカ役を務め、同年には日本人として初めて主役級でバイロイト音楽祭に出演。以降、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ロイヤル・オペラハウス(ロンドン)、パリ・シャトレー劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、テアトロ・レアル(マドリッド)、ジュネーヴ大劇場、バルセロナ・リセウ劇場、エクサンプロヴァンス音楽祭など、世界の名だたる歌劇場・音楽祭に出演し、国際的な評価を確立する。
共演した主要オーケストラにはウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ロンドン響、パリ管、ミラノ・スカラ座フィルなどがあり、ティーレマン、アバド、メータ、エッシェンバッハ、マズア、ヤンソンス、ハーディング、ケント・ナガノ、チョン・ミョンフンといった世界的指揮者とも数多く共演。
ブランゲーネ役でのCD録音『トリスタンとイゾルデ』(EMI)では、プラシド・ドミンゴ、パッパーノと共演し各方面より注目を集めた。代表的なレパートリーはクンドリ、ブランゲーネ、ヴェーヌス、フリッカ、カルメン、エボリ、アムネリス、アズチェーナ、イダマンテ、メリザンド、オクタヴィアンなどがある。
2002年出光音楽賞、2003年芸術選奨文部科学大臣新人賞、2007年エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞、2012年度サントリー音楽賞を受賞。2014年に紫綬褒章、2024年には文化功労者に選出された。