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2023OMF 合同演奏会 ディエゴ・マテウス指揮のお知らせ

セイジ・オザワ 松本フェスティバル恒例のオープンイベントの一つとして毎年開催されている歓迎吹奏楽パレード。松本市内外の小・中学校、一般の吹奏楽クラブ等が、松本市街地から松本城への約1キロを華やかにパレードし、最後は松本城本丸庭園に集合して、フェスティバルの指揮者とともに合同演奏会を行います。今年は、本演奏会の指揮をベネズエラ出身の気鋭ディエゴ・マテウスが務めます。
2019年以来、4年ぶり5度目の出演となるディエゴ・マテウスは、小澤征爾音楽塾初の首席指揮者であり、今年のOMFオペラ及び「子どものためのオペラ」を指揮します。


◼️歓迎吹奏楽パレード・合同演奏会
日時:8月20日(日)パレード 9:30~、合同演奏会 11:00~
会場:パレード:松本市街地・松本城公園
   合同演奏会:国宝松本城 本丸庭園(指揮:ディエゴ・マテウス)
※合同演奏会会場の松本城入場には、観覧料が必要です。

「ラデツキー行進曲」と長野県県歌「信濃の国」の2曲が演奏される予定。毎年、大勢の参加者・見物客にお集まりいただく合同演奏会を、今年もぜひお楽しみに。

(※8/15更新)
歓迎吹奏楽パレード参加:46団体(約1,700人)
合同演奏会:17団体(約500人)


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指揮:ディエゴ・マテウス(小澤征爾音楽塾首席指揮者)

ベネズエラのエル・システマ出身で才能を開花させている第一世代の音楽家の一人。ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、中南米・北米で多忙な指揮者として活躍し、国際舞台における地位を確立。これまでにヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場の首席指揮者、クラウディオ・アバドの招きによりボローニャのモーツァルト管弦楽団の首席客演指揮者、メルボルン交響楽団の首席客演指揮者を歴任し、充実のキャリアを歩んできた。
2018年12月、東京サントリーホールでのドイツ・グラモフォン創立120周年記念ガラ・コンサートで小澤征爾と交代で指揮を務め、アンネ゠ゾフィー・ムターの独奏でサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)を指揮。さらに、小澤征爾の招きにより、セイジ・オザワ 松本フェスティバルおよび中国ツアーでもSKOのコンサートを指揮した。22年には小澤征爾音楽塾の《こうもり》を指揮し、その演奏を高く評価され、音楽塾初の首席指揮者に就任している。
オペラでは、ベルリン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、パリ・オペラ座、バルセロナ・リセウ大劇場、ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティバルで仕事をしており、21年6月にはアレーナ・ディ・ヴェローナで初めて《アイーダ》を指揮して大成功を収めた。24年には《カルメン》でメトロポリタン歌劇場にデビューする。
ベネズエラではエル・システマ各オーケストラの養成やレパートリー拡大に尽力し、シモン・ボリヴァル交響楽団の首席指揮者も務める。

《メディア情報》ステファン・ドゥネーヴ(指揮)オンライン会見(8/9更新)

7月25日(火)に行われたステファン・ドゥネーヴ(指揮)のオンライン会見の模様が、下記のメディアで取り上げられました。WEBでもご覧いただけます。ぜひご覧ください!

▪️NHK(7/25)
小澤さんが総監督の音楽祭典 仏人指揮者「再会を心待ちに」|NHK 長野県のニュース

▪️信濃毎日新聞(7/26)
集う最高の演奏家…「音楽づくりが本当に楽しみ」 OMF指揮者のドゥネーブさんインタビュー

▪️市民タイムス(7/26)
SKOと音楽作り 楽しみ オケコンサートで指揮 ドゥネーヴさん 思い語る

▪️中日新聞(7/27)
「美しい松本に早く行きたい」 仏出身の指揮者・ドゥネーブさんが抱負 

▪️信濃毎日新聞(7/28)
OMF10年ぶり指揮のステファン・ドゥネーブ 「まるで一つの家族に」

▪️毎日新聞(8/9)
セイジ・オザワ松本フェスティバル 91歳の巨匠、深い友情

オーケストラ コンサート Bプログラム 特別スクリーンコンサート開催決定!

2023OMFオーケストラ コンサート Bプログラムの特別スクリーンコンサートの開催が新たに決定しました。
オーケストラ コンサート Bプログラム は、公演内容の発表以降、大変多くの反響があり、公式公演としては初めてチケットの先行抽選販売を行いました。応募には、チケット販売枚数を大幅に上回るお申し込みがあり、ご購入ができなかった多くの方々にも、コンサートの雰囲気を味わっていただきたく特別スクリーンコンサートを、実施するものです。
公演の翌日、9月3日(日)に松本市内の特設会場2ヵ所で開催します(「特別スクリーンコンサート in まつもと市民芸術館」は長野県在住者限定)。大型スクリーンによる迫力ある映像と高音質で演奏会の雰囲気そのままにお楽しみいただくことができます。さらに、今年も昨年に続き、MUZIK Internationalの協力により、台湾の台北市と高雄市でもスクリーンコンサートを実施します。

◼️オーケストラ コンサート Bプログラム
日時:9月3日(日)
※9月2日の公演を収録した映像を上映します。
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:ジョン・ウィリアムズ、ステファン・ドゥネーヴ

[松本市内特別会場]
特別スクリーンコンサート in まつもと市民芸術館
日時:9月3日(日) 開演 11:00(開場 10:30)
会場:まつもと市民芸術館・主ホール(住所:松本市深志3-10-1)
入場料:無料
対象: 長野県在住者
定員:1,000名(応募者多数の場合は、応募期間終了後、抽選にて決定いたします)
申込方法:インターネット申し込み お申し込みはこちらから>>>
申込期間:2023年8月10日(木)10:00~8月18日(金)23:59
結果発表:鑑賞者の発表は、「招待券」の発送をもって代えさせていただきます。(発送予定日:8月24日(木))
注意事項:
 ⑴ 長野県にお住いの方が対象ですので、長野県外在住の方の応募は無効となります。
 ⑵ ご応募は、お一人様1回限り上限2枚までとなります。
  (複数ご応募いただいた場合、すべての応募が無効となりますので、ご注意ください)
 ⑶ 車いす席での鑑賞を希望される方は、応募の際に介助者席(上限1名)の要否を含めその旨をご入力ください。
   鑑賞者の決定後、車いす席への変更はできかねます。
 ⑷ 応募内容に誤りがあった場合、応募が無効となる場合があります。
 ⑸ 未就学児のご入場はご遠慮ください。
 ⑹ 全席指定席ですので、必ず指定番号の座席にお座りください。(座席選択不可)
 ⑺ 「招待券」1枚につき、お一人様のみ入場可能です。(付き添いの方などの入場は不可)
 ⑻ 「招待券」を紛失した場合、再発行はできかねます。
 ⑼ 開演中の客席への出入り及び会場内での写真撮影、録音、録画は固くお断りいたします。
 ⑽ 不可抗力により催事を中止した場合の旅費などの補償はできません。
 ⑾ 都合により実際の公演内容と投影内容が一部変更となる場合がございます。
   あらかじめご了承の上、ご応募いただきますようお願いいたします。

「開催計画」はこちら>>>

特別スクリーンコンサート in 松本城公園
日時:9月3日(日) 開演 19:00(開場 18:30)
会場:松本城公園(旧松本市立博物館前)(住所:松本市丸の内1-1)
入場料:無料
定員:500名(全席自由・パイプ椅子)
鑑賞方法:先着順(当日、午後3時から会場にて「整理券」を配布します)
整理券 15:00配布開始 ⇒ 18:00再整列 ⇒ 18:30開場
雨天時の対応:
・小雨の場合⇒ 状況により実施(当日17時に最終判断)
・降雨の場合⇒ 中止
・中止時の場合⇒ まつもと市民芸術館・主ホールにおいて19:00から同様の内容でスクリーンコンサートを実施します。
         鑑賞を希望される方は「整理券」を持ってまつもと市民芸術館にお越しください。
注意事項:
 ⑴ 「整理券」はお一人様につき1枚限りとさせていただきます。
一人で複数枚(家族や友人の分等)をお受け取りいただくことはできません。
 ⑵ 客席への食べ物、アルコールの持込みはできません。(ソフトドリンクの持込みは可)
   ※「まつもと市民芸術館」で実施の場合は、客席での飲食は不可
 ⑶ 不可抗力により催事を中止した場合の旅費などの補償はできません。
 ⑷ 都合により実際の公演内容と投影内容が一部変更となる場合がございます。
あらかじめご了承の上、ご応募いただきますようお願いいたします。

「開催計画」はこちら>>>

主催:
公益財団法人サイトウ・キネン財団、セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会、
一般財団法人サイトウ・キネン・オーケストラ財団、松本市国際音楽祭推進団体協議会
共催:長野県、松本市

お問合せ:セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会 0263-39-0001


オーケストラ コンサート Bプログラム のスクリーンコンサートは台湾の下記2会場でも開催いたします。(※申し込み方法追記)

  • 台北会場:Breeze Theater 15:30 / 19:00  (お申し込み(中国語のみ)は、こちらへ
  • 高雄会場:Headphone Cinema, National Kaohsiung Centre for the Arts 19:00 (お申し込み(中国語のみ)は、こちらへ)。

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◉関連情報
[スクリーンコンサート]
◼️オーケストラ コンサート Aプログラム
日時:8月25日(金)18:30開演 ※オーケストラ演奏 生中継。
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:ステファン・ドゥネーヴ
※松本市内の特設会場3ヵ所を含む、全国7都市9会場で開催予定。詳細はこちらをご覧ください。

「OMF 室内楽勉強会〜リートデュオ〜」奥志賀マスタークラス 一般公開のお知らせ

リートの世界的権威 白井光子氏を講師に迎えて、長野県奥志賀高原で約1週間にわたり合宿を行う「OMF室内楽勉強会〜リートデュオ〜」。奥志賀高原ホテル森の音楽堂で開催するマスタークラス及び、成果発表リサイタルの模様を公開いたします(無料/予約不要)。貴重な指導の模様&若き音楽家たちの成長をぜひ会場でご覧ください!

日程 2023年
8月10日(木)〜8月16日(水)マスタークラス 全日9:00〜12:00 / 14:00〜18:00(予定)
8月17日(木)15:30〜リサイタル
会場 奥志賀高原ホテル 森の音楽堂(長野県下高井郡山ノ内町奥志賀高原)

「OMF室内楽勉強会〜リートデュオ・リサイタル〜 」出演者の情報はこちらから

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8月5日(土)は松本城に集合!お城 de ハーモニー開催

OMFの到来を告げるオープンイベントの一つ、歓迎演奏会「お城 de ハーモニー」が8月5日(土)10時30分より、松本城公園で行われます。毎年恒例、SK松本合唱団SK松本ジュニア合唱団によるコンサート。美しく迫力ある歌声にご期待ください。

暑い中の開催が予想されます、暑さ対策を万全にご来場ください!

◼️歓迎演奏会「お城 de ハーモニー
8月5日(土)10時30分~11時30分(予定)
松本城公園
※雨天中止

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2023OMF お城 de ハーモニー チラシ.pdf

白井光子(メゾ・ソプラノ)インタビュー

セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)では毎年、小澤征爾総監督の理念のひとつでもある若い音楽家の育成に力を注いでいます。2023年は昨年に引き続き、「OMF室内楽勉強会」にリート歌手として世界的権威であるメゾ・ソプラノの白井光子氏を講師として招き、歌手とピアニストのための「リートデュオ勉強会」を奥志賀高原にて開催いたします。

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白井光子氏はハルトムート・ヘル氏と共に「歌と伴奏」という概念を超えた「リートデュオ」としての活動を世界各地で精力的に行い、これまで多くの歌手がその薫陶を受けてきました。 当勉強会では、受講生たちは合宿形式にて約1週間の徹底した指導を受け、その成果を披露する場として奥志賀高原と松本市にて2回の発表会を開催いたします。

コロナ禍の影響により、オーディション受講生募集は2019年以来の4年振りとなりました。これまでよりも応募可能な年齢の幅を広げ、また映像のみでの応募も可能としたオーディションには、国内外から多数の応募を頂きました。この中から総勢6組の受講者が決定した2023年6月、ドイツ自宅よりリモートインタビューに答えていただきました。

───「OMF室内楽勉強会~リートデュオ~」は2005年に始まり、今回で6回目となりました。

小澤さんからお話を頂いてこの講座を始めた当初は、弦楽の人たちと一緒に勉強会をしていたので、みんなでわーっと集まって、グループで楽しく勉強する感じだったんです。お互いのレッスンを見に行ったり、交流があったりして、それも楽しかったですね。最近はリートの勉強会だけの開催なので、生徒たちはそれぞれ集中した学びができていると思います。

会場の「森の音楽堂」は素晴らしいホールで、全ての音が聴こえてきて、とてもレッスンがしやすいんですよ。近隣の宿泊施設のご協力もあって、練習場所が沢山ありますので、生徒たちは毎日のレッスンで学んだことをじっくり考え直して、思う存分、勉強することができます。

浅間山や八ヶ岳を眺めながら育った私にとって、奥志賀という場所でこのような素晴らしい勉強会ができるのは、とても嬉しいことです。このような環境を準備して頂いていることを、OMFの皆様には感謝しています。

2022_Lied Duo Recital in Okushiga_R287688_sc.jpg写真は全て2022年の「OMF室内楽勉強会」の模様より

───リートを「声楽」のレッスンではなく「デュオ」として教えることの意味、意義について、改めて教えていただけますか。

「デュオ」というのはただの歌い手と伴奏、という関係性ではないんですね。お互いの息が合うかどうか、そういう相性が、すごく大事だと思うんです。
舞台の上で一緒に歩くことができるか、話し合いができる関係なのかどうか。「話し合い」といっても、「これをこう弾いてくれ」と言葉で頼むということではなくて、お互いが感じていることを音に出せば、パートナーもそれに応えて音色が変わる。そういうことができる関係性だと良いですよね。歌い手とピアニストがそれぞれ、詩人や作曲家が曲に何を書いたのか理解した上で演奏するということが、とても重要です。

私自身はドイツに留学してからハルトムート・ヘルとリートに取り組んできたのですが、教える、レッスンすることについても声楽とピアノの「デュオ」に対してするということにこだわってきました。「リート」「歌曲」というのは、普通は、ピアノの先生が教えているもので、私たちのようにピアノと歌の先生が一緒に教えることは大変珍しいことなんですね。「リートデュオ」という言葉も、実は、私たちがつくったんですよ。

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───オーディションで「デュオを組んでどのくらい活動していますか」と、よく質問しておられましたね。

2人で舞台に入ってくる時の空気感から、その関係性が分かることも多いんです。ですからデュオのレッスンでは、袖から舞台へどうやって2人で上がってくるのか、その雰囲気づくりについてお話しすることもあります。

───デュオが息の合った演奏をするために、具体的にどのようなレッスンをされているのか教えていただくことはできますか。

そうですね、例えば……ピアニストの前奏から始まり、歌が入ってきて、後奏があるという曲があったとして、この全ての流れを、ピアニストと歌い手に「一緒に口ずさむ」ということをして貰ったりしています。これをやると、すごく“合ってくる”んですね。

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───奥志賀の勉強会では、一般的にイメージされる“音楽のレッスン”だけでないレッスンもされていると伺っています。その一端を、ここでお話しいただけますか。

歌い手には「曲の中の主人公になる」ということの重要性を常々お伝えしていますが、これがなかなか難しいんですね。歌の中の人物がどのような人間で、どの時代の人間か、何をどう感じているのか──シチュエーションによって違いますから、同じ歌詞でも常に違う捉え方が必要です。それをいかに具体的に考えられるようになるかが重要です。

例えばシューベルト作曲の「盲目の少年」〈Der blinde Knabe〉という歌曲があります。“彼”は生まれた時から盲目なので、目に見えるものを“知らない”のですね。“彼”の感覚を知るために、目を閉じて歌ってもらうということもしています。私たちが普段“見えてしまっている”ものではなく、他の感覚や感触に神経を研ぎ澄ませて欲しいからです。

同じ詩でもひとりひとりの作曲家の持つエネルギーによって全く違いますよね。音と音、言葉と言葉の時間の流れがそれぞれ違いますから。私たちは第三者として、作曲家の心を通してその詩に行き着くのです。

なんでもない日常生活が歌と音楽に繋がっていて、台所に立っている時、階段を登る時、風が吹いてきた時、どう感じて、自分がどのような姿なのか、自分に何が足りないのかを理解し、把握して、実際に音楽をする時には自然にその音楽のままになれるようにすることを教えています。

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───白井先生は世界中でマスタークラスをお持ちです。「教える」ということについてどのような思いがおありでしょうか。

レッスンというのは、人間と人間との出会いですよね。本当に色々な人間がいて、得意なことも苦手なことも人それぞれ。そして、レッスンを経て、どんどん変わっていってくれるのが、すごく楽しいし、面白いんです。講習会が終わった後にも「またいつか聴いてみたい」と思うような変化をする方が沢山いるんですよ。

その人に合っている曲が何かというのも、実は本当に人それぞれなんです。「シューマンが歌いたい」と言って私のところにレッスンに来て、でも凄く苦労していた人が、モダンな作品を歌わせたら誰よりも上手で得意だった、ということも実際にあるんですよね。今回の受講生からも希望曲を出して貰っていて、好きな曲を歌って貰えればいいと思っているんですが、レッスンの中で声を聞いていくことで、色々な提案ができるんじゃないかと思っています。

皆さん、だんだん良くなるのではなく、停滞していて、ある時突然、良くなるんです。今回の勉強会でも、彼らが“飛ぶ”きっかけを作ってあげられたら、と思っています。

─── 今回の勉強会は、コロナ禍を経て数年ぶりのオーディション開催となり、国内外から多くの応募がありました。最後に、受講生へメッセージをお願いします。

勉強会でのレッスンは、生徒たちに常に解放しています。ですから、自由にお互いのレッスンを聴くということを、是非して欲しいですね。人の演奏を聴くというのは、すごく大事なこと。もし「すごく素敵だわ!」って思ったら、「どうやったらできるの?」って聞いてみたらいいと思うの。全く自分とは違うな、という人のレッスンもすごく参考になるはずです。もしかしたら、自分が歌っている時よりも勉強になるかもしれないですよ。

この数年のコロナ禍では、音楽の活動がいろいろ思うように行かない人も多かったと思います。でも私は学生たちに「立ち止まって考える時間を貰ったと考えなさい」と言っていたんです。そういう時間は、これから伸びやかに飛び立てるチャンス、そのためにエネルギーを蓄えるチャンスです。この勉強会も同じで、生徒たちには自分のことをじっくり振り返る時間をつくって欲しいですね。

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インタビュー収録:2023年6月
聞き手・文:かのうよしこ

関連公演

OMF室内楽勉強会 ~リートデュオ・リサイタル~

2023年8月19日(土)松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)

リートデュオ・リサイタル(奥志賀高原ホテル 森の音楽堂)

2023年8月17日(木)奥志賀高原ホテル 森の音楽堂

オーケストラ コンサート<Aプログラム><Bプログラム> SKOメンバーリスト発表!

2023セイジ・オザワ 松本フェスティバル オーケストラ コンサートAプログラム><Bプログラム>に出演する、サイトウ・キネン・オーケストラ メンバーリストを各公演ページに掲載しました。
今年も音楽界の第一線を走る奏者たちが、松本でしか聴けない音色を響かせます。

オーケストラ コンサート Aプログラム SKOメンバーリスト
オーケストラ コンサート Bプログラム SKOメンバーリスト

《メディア情報》「モーストリー・クラシック」9月号 記事掲載!

7月20日発売「モーストリー・クラシック」9月号 特集”探る 宗教音楽”にて、2023OMFでサイトウ・キネン・オーケストラとプーランクの《スターバト・マーテル》を演奏するステファン・ドゥネーヴのインタビューを掲載いただきました。

モーストリー・クラシック 9月号:特集”探る 宗教音楽”

ドゥネーヴが語る
プーランクの《スターバト・マーテル》

ぜひお読みください!

《メディア情報》FM長野「clap!」5週連続でOMFコーナー放送!

FM長野(79.7MHz)で放送中の「clap!」で、5週連続にわたりセイジ・オザワ 松本フェスティバル特別コーナーが放送されます!
毎週金曜日の朝7時30分~10時49分に放送中のこちらの番組。今年のOMFに出演いただく様々な音楽家が週替わりで登場します。パーソナリティの高寺直美さんとどんなトークが飛び出すのか、ぜひ放送をお楽しみに!
radikoプレミアム会員の方は長野県のみならず、全国でもお聴きいただけます!

「clap!」公式サイトはこちら
「radiko」


wk1: 7月21日(金) 朝9時4分ごろ~:依田真宣さん(オーケストラ コンサートAプログラムBプログラムについて)

wk2: 7月28日(金)朝9時4分ごろ~:中川郁文さん(OMFオペラについて)

wk3: 8月4日(金)朝9時4分ごろ~:林七奈さん(オーケストラ コンサートAプログラムについて)

wk4: 8月11日(金・祝)朝9時4分ごろ:原田 光さん(OMF室内楽勉強会〜リートデュオ・リサイタル〜について)

wk5: 8月18日(金)朝9時4分ごろ~:宮田 大さん(オーケストラ コンサートAプログラムについて)

《メディア情報》「ぶらあぼ」8月号 記事掲載!

7月18日発行「ぶらあぼ」8月号に、2023OMFでサイトウ・キネン・オーケストラを指揮するステファン・ドゥネーヴのインタビューや、今年の見どころ・聴きどころをご紹介いただいています。

ぶらあぼ 8月号
(ぶらあぼはWEB版でもお読みいただけます!)

ぜひお読みください!